世界遺産の村として良く知られた白川郷ですが、どういうルートで行くかご存じですか?
この記事では、自家用車での白川郷への通常の行き方、そして観光シーズンに渋滞を回避できるおトク情報もご紹介します。
車でどれくらいかかる?
まずは、全国各地から白川郷へ、車でどのように行くのが一般的がご紹介します。
ここに記載する所要時間はあくまで、渋滞など無く、通常のペースで行った場合です。
①東京から
中央道 ~ 長野自動車道 ~東海北陸自動車道 → 白川郷IC →世界遺産 白川郷
所要時間:約5時間15分
②大阪から
名神高速道路 ~ 東海北陸自動車道 →荘川IC → 白川郷
所要時間:約4時間
③名古屋から
東海北陸自動車道 → 荘川IC → 白川郷
所要時間:2時間15分
④高山から
高山西IC → 中部縦貫自動車道 ~ 東海北陸自動車道 → 白川郷IC → 白川郷
所要時間:約30分
⑤金沢・北陸方面から
北陸自動車道 ~ 白川郷IC →白川郷
所要時間:約1時間10分
参考:一般社団法人白川郷観光協会
NEXCO中日本ドライバーズサイト
ナビ通り行くと、渋滞する?
観光シーズンになると、白川郷はたくさんの観光客でにぎわいます。
コロナ前は、国内外からたくさんのお客さんが来ていたので、すごい混雑でした。
特に、白川郷ICから降りて、世界遺産の合掌集落に向かう道が大渋滞していました。
渋滞がなければ、5~10分ほどで行ける距離ですが、ピーク時には合掌集落近くの村営駐車場まで2時間かかることもあったそうです!
コロナで観光客は減少していましたが、何の制限もなかった2022年のゴールデンウィークは久しぶりにこの区間に渋滞が発生しました。
それでも20分程度だったと聞きましたが、これからまた人の動きが活発になると、渋滞が起こる可能性があります。
※合掌集落は車での進入はできないため、必ず村営駐車場に停めましょう。
【白川郷I.C口の交差点 ~ 村営せせらぎ公園駐車場】
渋滞を避けるなら、荘川ICで降りよう!
そんな渋滞を避けるためには、白川郷ICでなく、荘川ICで降りるのをお勧めします。
なぜなら、渋滞する方向と反対車線から村営駐車場に入ることができるので、スムーズだから!
前述のように渋滞するのは、白川郷ICから村営せせらぎ公園駐車場の間です。
逆に言うと、逆車線(荘川ICから村営せせらぎ駐車場に向かう方向)は渋滞しないので、スムーズに駐車場に入ることができるんです。
荘川ICから白川郷への行き方
ここからは荘川ICから白川郷への行き方をご紹介します。
白川郷ICより南方にあるのが荘川ICです。
荘川ICを降りたら、荘川I.C.口を左折し、国道158号に入ります。
そのまま道沿いに直進すると国道156号に入るので、そのままずっと北上します。
大体45分くらいで白川郷へ到着します。
【荘川I.C.口交差点 ~ 白川郷へのルート】
荘川IC~白川郷の楽しみ方
高速を降りてから白川郷まで45分ほどかかりますが、その道のりでも、楽しめるスポットが沢山あります。
白川郷の合掌集落以外でも見どころは沢山ありますので、是非寄り道してみてください。
①道の駅 桜の郷荘川
荘川ICを降りてすぐ、左手にあるのが道の駅 桜の郷荘川。
こちらには、地元特産の野菜や山菜、そばなど販売する特産販売施設があります。
ここでしか買えない飛騨の地場産品を購入できます。
また、お隣には、温泉施設「桜香の湯」もあります。
露天風呂もある日帰り温泉で、白川郷の帰りに気軽に立ち寄ることができます。
道の駅 桜の郷荘川
桜香の湯HP
住所:〒501-5414 岐阜県高山市荘川町猿丸88
②荘川の五連水車
道の駅 桜の郷荘川から少し先へ進むと、左手に大きな水車が見えてきます。
この水車は、そばの里荘川 心打亭にあり、なんとこの水車の動力でそば粉を挽いているそうです!
5連水車としては日本最大の大きさで、一番大きい水車は13メートル!
見上げるほど大きな水車ですが、とても美しいです。
【そばの里荘川 心打亭】
住所:〒501-5412 岐阜県高山市荘川町中畑143
③御母衣湖
国道156号を進むと、途中から道なりに大きな湖が出てきます。
それが御母衣(みぼろ)湖。
湖水面積8.8平方キロメートルにも及ぶ巨大な御母衣ダムの湖です。
この湖沿いを走っていると、まさに絶景!
絶景がずっと続いていくので、窓を開けたくなります。
この写真を撮った日は、夕方でしたが、時折雲の切れ間からのぞく青空と、湖に差し込む夕日がとても美しかったです。
途中少し道が狭いところもありますが、この景色を眺めながらドライブできるのは本当に特別な時間です。
この景色を楽しむだけでも荘川IC周りのルートをお勧めしたいほどです!
ゆっくり湖を見たい方は、ぜひ荘川桜公園に寄り道してみてください。
桜の時期は荘川桜を、紅葉の時期には周りの山々の紅葉も楽しめます。
④国指定重要文化財 旧遠山家住宅
合掌造りの家があるのは、世界遺産合掌集落だけではありません。
この国道156号にも大きな合掌造り家屋があります。
旧遠山家住宅は、なんと文政10年(1827)頃に建築されたと言われています。
約200年前です!驚きですね。
現在では、資料館となっているため、家屋の中に入って見学することができます。
同じ規模の合掌造り家屋である和田家が世界遺産集落にもありますが、観光シーズンなどは合掌集落にたくさんの観光客が集まります。
旧遠山家住宅の方がゆっくり見れるかもしれませんね。
住所:岐阜県大野郡白川村御母衣125
旧遠山家住宅
⑤大白川温泉 しらみずの湯
旧遠山家住宅を北上すると、平瀬地区には温泉があります。
おススメするのが日帰り温泉のしらみずの湯。
大白川を源泉とする天然温泉で、源泉かけ流しです。
露天風呂もあるので、大自然を感じながらゆっくり温泉を楽しむことができます。
大白川しらみずの湯
住所:〒501-5507 岐阜県大野郡白川郷平瀬247-7
大白川しらみずの湯 公式HP
⑤深山豆富店
わたしたち深山豆富店もこの道沿いにあります。
豆腐製品だけでなく、白川郷お土産としてもおすすめできるおからクッキーなどの販売も行っております。
目印はこの看板です。
⑥桜シーズンには必ず寄ろう!荘川桜
桜のシーズンには必ず訪れて頂きたいのが、御母衣ダムの湖畔にたたずむ荘川桜。
とても大きな桜の木ですが、御母衣ダムを作る際、ダム底に沈んでしまった集落から移植され、現在の場所に移りました。
今でも荘川の住民に大切にされています。
飛騨の春は遅いので、例年4月下旬に開花し、満開を迎えます。
その頃に白川郷へ向かう際は是非寄ってみてください。
今回ご紹介した通り、観光シーズンになると沢山の観光客でにぎわうのが白川郷です。
渋滞を回避しつつ、観光スポットを楽しみながら白川郷まで来ていただけると、より旅を楽しめるのではないかと思います。
是非、荘川ICから白川郷への道のりもお楽しみください。
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